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ちょぴ日記
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*2002-03/16〜03/31*


■2002/03/16(土)
○休日
午前も午後も昏々と眠っていた。


■2002/03/17(日)
○目にもきてます
朝、喉痛でのど飴。ここ3日ばかりは、起きて1時間ほど目も少し痒い
昼間はほぼ快調。
夜、また少し喉痛で飴。
のど飴常習の日々。目の方は時々水洗い、そしてあとはただ我慢するのみ。


■2002/03/18(月)
○花ぞろい
今年は何でも早いです。
カタクリがもう咲きました。こぶしも、みつまたも、もくれんも、目一杯に咲いています。小さな花弁の富士桜は、十分に咲き切って、そろそろ散り始めているほどです。

↑例年より10日ほども早い見頃をむかえたかたくりの花


■2002/03/19(火)
○今日の行動と夕食
郵便局で振込、その後買物。
例えば今日の夕食は、ごま豆腐、しらすに大根おろし、納豆、トマトレタスサラダ、わかめのお味噌汁、フルーツ・・・とこんな感じで、和風のさっぱりメニューを心がけています。これも症状緩和のためよ。


■2002/03/20(水)
○半分怖々、布団干し
ここしばらくは花粉がつくので、布団は外で干さないようにしていたのだけど、さすがに湿気がこもってむわっとする感じがしてきて、今日はついにかんねんして干した。
裏返しにして、取り込むときはよくよくはたいて。
ひさびさに良く干した布団は、気持ちよく眠れた。
○嵐よどうか・・・
明日は春の嵐になって、咲きはじめた桜の花が散るどころか、枝もへし折れるほどに強い風が吹く・・・とまで天気予報では言っている。すごそう。
どうせならスギの木を、なんだったら根こそぎもいで、どっかへ飛ばしちゃって下さいな。
・・・なんて、言いたくもなってしまいますわ。
だって、アレルギー


■2002/03/21(木)
○春の嵐
確かに今日、風が強い。どーぉという音、窓ががたがた揺れる音、物干しがきーきーときしむ音。部屋の中まで風圧がかかるような感じ。
テレビでは、上野公園の満開の桜が映し出される。風に枝ごと揺れている。そして、混み合って賑わう、人人人。春分の日の今日は休日で、花見客も多い。
○都心温暖化現象
都心ではこのところ、平均3℃も気温が高いらしい。(平均で3℃というのは、積分するとすごい数字だ。)それで、今年は桜の開花も観測史上最も早い結果となった。
本来熱帯に生息し、関東辺りの気候では棲めるはずのないインコも、都心のあるところでは野鳥化して、群れとなって飛んでいる場所があるらしい。異なこと。
それもこれも、地球温暖化現象の一端。
○夕方ベランダで一息
夕方、ベランダに出る。はじめは息をとめていたけれど、大丈夫な気がして空気を吸ってみたら、鼻やのどは何ともなかった。少し湿っていてちょうど良い温度の空気。
この辺は、東京でも都心から離れた山際の辺り。桜もすこし遅れていて、やっとちらほら咲きはじめたかなというくらい。見頃は来週になりそうだ。
むらさき色の雲が東の方へ流れていく。
ドアを少し開けて、部屋の空気を入れ換えた。
○兄としゃべる
夕食前、実家に電話。
母、一昨日行った名古屋の蘭展はすばらしかったということ。
父、さっき庭に玉砂利18kg敷きつめて疲れたということ。それと、昨今とりざたされている政治家の疑惑問題について。
そのうち、お兄ちゃんが帰ってきたらしく、とりついでもらって、ひさびさにしゃべった。(電話中めずらしい兄在宅)。
肉にあたって1週間もひどい目にあったこと、それから玉子にあたって5cmの蕁麻疹がでたことなど聴く。そりゃ大変。私も、前に鶏肉でやられた話などする。
それから、花粉の話題。
あちらは琵琶湖などあって、花粉はそれほどでもなかろうと思って、どうかと聞いてみたら、そんなことはないらしい。たとえばシルバーの車がまっ黄色になるほど花粉が飛んでいるとのこと。うげマジ? やっぱりどこも大変ね。逃げ場ないわ。
実家の3人はさいわい花粉症にはかかっていないということだけれど、あくまでも、今のところ、だ。
「いつ突然発症するか知れないし、気をつけた方がいいよ。」
と言い、症状の辛さ恐ろしさをくどくど説明し、かからないためのいろいろの生活のアドバイスもした。そして、前段の食べ物との因果関係もあるので、特にこの時期食べ物には注意すべきことも強調。
「なったら最後、一生ものやでなー。」
脅しておいた。


■2002/03/22(金)
○遥か中国大陸より飛来
天気、くもり。
ここのところアレルギー症状は、だいぶ軽くなってきたものの、まだすっきりとは良くならない。
まあ昨日の電話での話のこと
「花粉で車がまっきいろになる。(兄談)」
というのだけどあれは、
「ほんまかいな、いくらなんでも大袈裟なんとちゃうか。」
と思っていたら、案の定じつはあれは花粉でなくて、なんと黄砂だったということがわかった。昨日の突風で、中国の砂漠地帯の黄砂が空高く巻き上げられ、朝鮮半島や日本列島にまで運ばれて来たのだ。韓国では濃い霧のようになって太陽の光りも遮るほどのようだった。気象衛星にもばっちりと、黄色い黄砂が雲状に広がって日本列島にまでかぶさってきているのが映っている。秋田辺りでも、車に降り積もった黄砂を指ですくっているところがテレビで映し出された。
というわけで、昨日の話、あれは大袈裟というわけではなかったようだ。花粉というのは間違いだったけれど。(そりゃそうだよねぇ。)
○今日の仕事
昼間は、昨年の食費の計算の作業。
夕食に、八つ頭と昆布の煮物を作ったのは、長く煮て、味も良くしみやわらかくほくほくにおいしくできた。
夜は自治会の集まり。


■2002/03/23(土)
○桜もそろそろ満開の頃
朝起きたら上あご少しただれてる。昨晩、あんまりのどが痛くなって、超スッキリ梅ミント飴を舐めながら寝たもんだから、そのせいか。
昼間、食費計算の続き。
それにしても、桜が気になる。
今日は曇っていて風もあってどこにもでかけなかったけれど、近場の観光協会に桜の様子を電話で訪ねたら、もう少しずつ散り始めている木もあるみたいで、お花見に行くなら明日にでも行っておかないとダメかなという感じ。
「明日こそは晴れますように。」


■2002/03/24(日)
○リスがいた
さいわい天気は晴れ。桜を観に行く。
バス停でバスを待っていると、にゃんも先生が、
「あっ。」
と叫ぶ。見ればなんと、リスがやってきました。家からほんの少し歩いたこんな身近なところで見られるとは。
リスが道路を渡って、信号待ちのトラックの下にもぐり込むのは、ひかれないかと見ていてハラハラ。でも大丈夫、無事渡って、ススッとすばしっこくどこかへ行ってしまいました。
○山の小径に咲く桜
今年は、ダム湖の周りに咲く桜のお花見。
まずは、湖の端にある山の、今ちょうど満開の桜の小径を登る。背も高く伸びた立派な木々の間を歩いて見上げれば無数の花々。一方、まだ若く背丈も私とさほど変わらない木もある。がんばって咲いているよう。
桜、はぁー、きれい。

↑若木の桜花
○桜の下のどかな一時
山を降りて、湖の周りを少し歩く。
初めて来た湖。
端の広場では、シートを広げてお弁当を食べる家族、芝生の上でボール遊びをする子供ら、ベンチに腰掛けて桜と湖を眺めながらおしゃべりする二人連れ・・・。
皆、のどかで幸せそうな雰囲気に包まれて、思い思いにくつろいでいる。

↑桜に埋もれる人々
○遊覧船
遊覧船に乗りました。
おむすびみたいな、ぽっこりとまるっこい三角の山、「まんが日本むかしばなし」にも出てきそうなのが見える。湖面にも映っている。少しずつ遠ざかって小さくなっていく。
船が波を立てて、水面がきらきら。
大きな橋の下をくぐる。
岩場では、3人の少年達が釣りをしていて、ちょうど体長35cmほどもありそう大きな魚をつり上げたところだった。
「おーっ。」
と、むこうから調子よく手を振るので、こちらも手を振った。
あんなに大きな魚が釣れるなんて、ブラックバスかな。
船からの景色は、上から見るのとはまた違うしどんどん変わって楽しめました。けっこう気持ち良かったです。

↑遊覧船出航
○河原で石拾い
その後、近くの資料館などをちょっと覗いてから、移動。今度は河原の方へ。
途中までバス、その先からはてくてく歩いて行きました。
河原へ着くと河原のにおい。広い河原、ゆっくり流れる川の水。対岸の上にはまばらに立つ家々、そのむこうに山。
夕暮れ間近で、全体黄色っぽい景色の中、どんどん遠くに小さくなるにゃんも先生。
・・・どうやら、気に入る形の石を探していたようで、石ころを3つほど手に持って、ズボンにはいっぱい草の種をつけてきました。
「日の暮れない内、そろそろ帰ろうか。」
顔が少し火照る感じで、今日は日に焼けたと思う。
○雑貨屋さん、お寿司やさん
帰り道の途中、前々から気になっていた雑貨屋さんに寄ってみると、見ていて楽しいものはいくつかあったけれど、欲しいものは何1つなく、
「もう2度と来ないね。」
と言いながら、2人店を出た。
その後、お寿司を食べて帰った。
○今年初アロエジェル
寝る前に、ほっぺにアロエジェルを塗って、おやすみなさい。


■2002/03/25(月)
○片足でも一万歩以上
「昨日は結局何歩になった?」
と聴いたら、にゃんも先生で、22,000歩以上も歩いたということだ。すると、私は25,000歩くらい歩いたことになるだろうか。
「ほう、そんなに歩いたのか。久々だなぁ。」
体に少々疲れはあるものの、精神的に充実感を伴った疲れなので、回復は早そう。


■2002/03/26(火)
○霧につつまれる
ベランダから見る外の景色は、全体霧がかって薄墨の画のよう。その中にぼわっと桜の木ばかりが白く浮き立って見えるのは、なんとも幻想的な風景です。
夕暮れ間近には、細かい霧雨。遠くの山はもう白い空と一続きになって消えて見えなくなっています。
まるでいまここだけが切りはなされたような、私から見える世界は、白く小さなまるい世界
○今日の作業
今日の作業は、にゃんも先生の原稿のチェック。目ざとく細部を指摘した。


■2002/03/27(水)
○近頃のニュース
近頃ニュースでは、疑惑の政治家が目立っています。テレビでも新聞でも週刊誌でも。
がしかし、更にもっと、ほんものの極ワルというのは、表立って出てこない仕組になっているように見うけられます。
また、都の外形標準課税、銀行税についての、大手銀行vs都と都知事の裁判で、1審都側が敗訴となったというニュースも注目です。都はこれに納得せず控訴するということですが、この先どう展開し、最終的にどう決着がつくのか、とても気になります。
なんたって、もし都が完全敗訴となった場合、賠償金は巨額ですし、事の成り行き次第では、都がまさかの財政赤字団体・・・なんてことになりかねないというのですから。(でも、そうなったら銀行も銀行で何かと困るでしょうに。)
どちらが勝つのか、あるいはギリギリで和解に持ち込まれるのか。今後も行方を見守っていきたいです。
そんなこんな、日本はかなりごたごたと混乱続きですが、もっと大変な国はアフガニスタンです。
先日のアフガニスタンの地震は、(政治家の話題ほどには大きく取り上げられていませんが、)とても気掛りなニュースです。
現地では、救済活動をしようにも、地雷がたくさん埋まっているので、危険で動くことさえままならず、救出をすすめるのが難しいと伝えられます。なんということでしょうか。
地雷、長期に渡るかんばつ、政治的混乱、ついこないだまでの激しい空爆、そして今度は大地震。アフガニスタンには苦難なことが多過ぎます。


■2002/03/28(木)
○morning attack
モーニングアタック
昨晩は2:00に床に就いて、今朝5:20にはもう、喉が痛くて痛くて、目が覚め布団の中で横になってもいられず、起きてうがいしたり、のど飴なめたりして、それでもダメなので、漢方薬飲んだり、ルゴール塗ったり。
できることはもう何でもした。(しばらくしたら薬が効いてくるとは思うけれど・・・)今はとにかく、
「痛いよー。助けてーっ。」(心の叫びです。)
外での症状はかなり軽くなってきたのに、起き掛けの症状(というかもう、無駄に起こされている。)が酷くなってきたというのは、花粉が部屋の底に溜ってきたということだ。掃除機でしっかり吸い取らなくては。空気清浄器も必要だろうか。また、ベッドの上など、高い位置で眠れば多少はましだろうか。
「もう、こんなに健康の損なわれる世の中って、どうかしてる。絶対に変、異常だぁっ。」
しかし・・・
このように、いやあるいはそれどころでなくもっと甚だしく、人間以外の生物達は、人為の直接的もしくは間接的な影響によって、健康を、命を、種の存続さえをも、脅かされているのかも知れない。それともすでにもう・・・
一方でそう感じると、世の中への不満と共に、自省の念が沸き起こる。
あーそれにしても、
「辛いよ。」
今はそう、ただパソコンの前で、こうして気を紛らすほかない私であるのだ。
たらたらたら・・・。」
○お花見第2段
花の命は短いもの。
さて、ようやく症状も治まってきましたし、天気もいいことですし、またお花見にでも参りましょう。
にゃんも先生と連れ立って、まずは家の近くからぷらぷらと散歩しながら、道々出会う桜を観賞。都心より少し遅れで、この辺りは今まさにどの木もほぼ満開になりました。遠目に見れば見事です。けれど近づいてみると、おや、連日の雨のせいか、花は多少くたびれて見えます。
さらに歩いていきます。
橋のたもとの桜、これは木が大きくて、全体守られていたのでしょう、真下に入って見上げれば花も一つ一つしっかりしていて、近くからでも見応え十分です。
今年もまた、この桜の木の下でお昼をとることにしました。
それにしても、満開の桜の下で食事をいただくというのは、ああ、なんと贅沢なことでしょうか。
桃は7、8分咲きになり、黄色のカタクリも咲きはじめました。

↑めずらしい黄色のかたくり


■2002/03/29(金)
○桜、雨に濡れる
今年は桜が一気にパッと勢いよく咲いたかと思ったらそのあと、雨、雨、雨つづきで、やっとちょっと晴れてもすぐまた、。なんだかなぁ、これじゃあもったいない感じだ。
花を見ていたら、ぱっと心が晴れて、ただ純粋に(単純に)、命あることをありがたく感じられる。まるで心洗われるというもの。
だから桜、もう少し見ていたいのにな・・・。


■2002/03/30(土)
○ピクニック、登山
すごくいい天気。
「ピクニックにでも行きたいくらいだぁ。」
とにゃんも先生が言うので、
「じゃ、行こっか。」
となって、近くの山へピクニックにいくことになりました。
バスで行けるところまで行って、それからは徒歩。
途中の小川には、おやおや、あひるとカモがいますよ。近づいても逃げない、どうやら飼われているのか人慣れしたあひるさんにカモさんです。
○思いがけない光景
山道は傾斜がきつく曲がりくねっていて、どこまで続くのだろうかとだんだん果てしなく思えてきます。ふうふういいながら登って行って、お昼過ぎ、ようやく中腹の広場にたどり着きました。
するとそこは大変見晴らしが良いところで、眼下の山の斜面にはびっしりと満開の桜、桜、桜。桜の花を上から見下ろせば、まるで雲海のように見え、素晴らしく息をのむほどの光景が広がっているのでした。
「良かったね。がんばって登ってきた甲斐あったね。本当に最高のご褒美だね。」
うれしくて感動しました。
山の桜は麓より2,3日遅れで、今時分がちょうど満開の態。
広場には他にも地元の人たちがのんびり行楽に来て、それぞれにくつろいでいます。私たちも、眺めのいいところにシートを広げて、おむすびを食べました。傍の地面にはたんぽぽにすみれなどもかわいらしく咲いています。

↑山腹の広場から桜を眺めてくつろぐ風景
○山頂からの眺め
お腹もいっぱいになって、しばらく眺めを満喫したら、次はさらに上を目指します。
草花や木々の新芽を観察しながら登って行くのも春ならではの楽しみ。途中で水筒に入れてきたお茶を飲み干してしまったのは、ちょっと不安でしたが、その時、頂上はもうすぐのところでした。
山頂近くからは、私たちの棲むまちがよく見えます。
それから更に進むと、木立の間から湖が見えてきました。発電用の小さな人工の湖です。そこの展望台からは、遠く新宿や池袋、横浜、埼玉の方までも、ぐるりと見渡せました。
しばらく気持ちのよい風を浴び、記念撮影などしてから、さて、下山。
たっぷりと山のエネルギーをもらって、充電できた一日でした。

↑山道の途中、頂き近くから、麓のまちを眺める


■2002/03/31(日)
○雷と雹霰
夕方、暗雲が立ちこめ、嵐になりました。稲妻が光り、雷鳴がとどろき、雹(ひょう)だか霰(あられ)だかまで降って、かなり本格的なやつです。食事時には、家の電気がふっと暗くなる瞬間停電が2度。
ごはんのあと、『さんまのスーパーからくりテレビ』2時間スペシャルを視聴。セイン・カミュのコーナーもおもしろいし、とろりんな西村知美ちゃんトークにはもう大笑い。
と、そんなうち、外のことも忘れていましたが、気が付けば雨風もやんで、いつも通り穏やかな暗闇の夜空に戻っていました。
「もう桜もこれでだいぶ傷んで、そろそろ終りかな。」
そう思うと淋しいのですが、ベランダに出て吸った空気は、洗われたように清々しく、
「このままスギもおとなしくなってくれればなあ。」
と思うと、開放感というか、晴れやかな気持ちにもなるのでした。
風呂上がり、手紙のつづきをしたためる。ジャスミン茶を飲みながら。


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