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自然の生活
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アロマテラピー

アロマテラピーとは、100%ピュアな自然の植物から得られるいろいろな"香成分"により、心身に"癒し"をほどこす「自然療法」のことです。日本語では「芳香療法」と呼ばれています。またイギリスでは「癒しの芸術」とも言われています。楽しくできて心も体も共に健康で心地好くなれるのですから、アロマテラピーはすばらしいですね。生活の中のささやかな贅沢って感じです。
<方法>

 アロマテラピー(芳香療法)は、微量のエッセンシャルオイル(精油)の香成分を、オイルやアルコールなどでうすめ、以下のようなやり方で体内に取り込むことによって行います。

吸入
沐浴
マッサージ
湿布
<エッセンシャルオイル(精油)>

 以下に、アロマテラピーエッセンシャルオイル(精油)の内でも極めて利用価値の高い、代表的なものを紹介します。

ラベンダー・・・うすい青紫色の花をつけるラベンダーの精油は、かるくてくっきりと浸透するようなフローラルな香りがします。とても人気が高く、もっともよく使われ、用途も広い精油の一つです。びっくりするほどたくさんの症状に良い結果をもたらします。それはこの精油が、心に対しても体に対しても"バランスを失っ状態を正常に回復させる作用"を持つためです。もともと「アロマテラピー」ということば自体、ルネ=モーリス・ガットフォッセという人物が、このラベンダー油の劇的な治癒効果を認め観察したことがきっかけになり、他の多くの精油についてもふかく研究するようになって、つくりだしたのです。ですから、「アロマテラピー」を語るのに、まずラベンダーを語らないわけにはいかないといえるかも知れません。人気があり、価格も比較的手頃なため、精油の中では求めやすいものだと思います。イギリス、フランス、また日本でも、涼しい地域で栽培されています。

カモミール・・・ギリシャ語で「地面のりんご」という意味からその名があるように、あまくフルーティーな香りです。(カミルレ,カミツレ,カモマイルとも言う。)ラベンダーと並んで、用途が広く、よく利用されています。効き目が比較的穏やかなので、敏感なこどもの治療にも向きます。心に対しては、不安や緊張や恐怖を和らげる作用があります。不眠症にもしばしば用いられます。夜なかなか眠れないときには、カモミールティーが良いでしょう。カモミールの花を乾燥させたものに、沸とうした湯を注ぎ、ふたをして数分間待ちできあがったお茶を、眠る前に飲みます。代表種は、ローマンカモミールとジャーマンカモミールの二種です。

バラ・・・見た目にも大変美しい「花の女王」とも言われるバラは、その香も、包み込まれるような広がりと深みがあり、フローラルで幸福感をもたらすようです。女性に対して特に有効で、あらゆる婦人病に威力を発揮します。感情・精神面に対する働きは、何にも変え難いものがあります。ほんの少しの精油をとるために膨大な量の花が必要なため、混ざり物のない精油は大変高価です。また、バラの香は強いので、ローズウォーターにわずかなバラの精油と他の精油を少しずつブレンドしたものを、スプレーにして使うというのでも良いでしょう。バラは、モロッコ、トルコ、フランス、ブルガリアなどで栽培されています。

 他にもたくさんの種類の精油がありますが、香りや効能など、自分の気に入るものを見つけ、自分にあった使い方をするのが、一番良いようです。
<本>

 以下に、アロマテラピーについて、役立つ本を紹介します。上にある精油についての記述も、これらを参考にしています。

・パトリシア・デービス 著/高山 林太郎 訳 (改訂増補)アロマテラピー事典』(フレグランスジャーナル社)
・ワンダ・セラー 著/高山 林太郎 訳 『アロマテラピーのための84の精油』(出版社同上)
・シャーリー・プライス 著/高山 林太郎 訳 『実践 アロマテラピー』(同上)
・シャーリー・プライス 著/奈良 直美 監訳 『毎日のアロマテラピー』(同上)
・マギー・ティスランド,モニカ・ユーネマン 著/高山 林太郎 訳 『ラベンダーのすべて』(同上)
 これらは、優れた先達の知識の凝縮された本です。貴重な情報ソースとして私も日頃利用しお世話になっています。
 それから、
『アロマテラピー ハンドブック』(池田書店)
 中のイラストがさりげなく良くて、ちょっとめくっているだけでも気持ちが和んでくる本です。初めての人には読みやすいと思います。

 こういったものを参考にすれば、家庭でも気軽に、そして正しく安全に、アロマテラピーを楽しむことができます。自分にとって最良のアロマテラピスト(芳香療法家)は、自分自身です。


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(C)Matsuoka Satomi, Tokyo, Japan