zsp ［△ オプション群］□ ファイル名…

/t  ;[OFF]  ファイル日時保持モード  Time
/t- ;[ON ](既定)

/bin  ;[OFF]  バイナリ検出モード  BINary
/bin- ;[ON ](既定)

/nl  ;[ON ]  異種改行コード検出モード  NewLine
/nl- ;[OFF](既定)

/c  ;[ON ]  失敗時続行モード  Continue
/c- ;[OFF](既定)

/s  ;[OFF]  特定拡張子処理抑制モード  Safety
/s- ;[ON ](既定)

/v[<m>][<e>...][<m>[<e>...]...] ;表示設定  Verbose
 <m>=+ ;付加      plus
     - ;削除      minus （省略時）
     = ;強制設定  equal
 <e>=a ;すべて                  All
     c ;処理成功ファイル表示    Compelte
     u ;処理不要ファイル表示    Unchaging
     s ;処理対象外ファイル表示  Skip
     e ;処理不能ファイル表示    Error
     f ;終了合計表示            Finish
/v ;[標準](既定) （/v=cef と同じ）

/test  ;[ON ]  試験モード（表示のみ、行末空白削除せず） TEST
/test- ;[OFF](既定) 試験モード

/p  ;[ON ]  画面一時停止モード  Pause
/p- ;[OFF](既定)

/?, /help ;使用方法説明（設定ファイルに登録不可） HELP

【終了コード】
0:エラーなし、実行成功
1:エラー発生、実行中断
2:エラー発生、実行継続

• 実行すると、処理したファイル名, 全角空白の総数が表示されます。
• ファイル名は複数指定可能で、ワイルドカード(?, *)も使用できます。
• <n>を使用するオプションにおいて、<n>の指定がない場合は 0 が指定されたことになります。
• 相反するオプションが指定された場合は、設定ファイルよりもコマンドラインが優先され、最後に指定されたものが有効になります。最後とは設定ファイルでは下方（↓）、コマンドラインでは最も右側（→）です（例えば、/v=c /v=a では /v=a が有効）。
• /pオプションを指定すると実行処理結果の表示がページ毎されます。ページの最後の(Continue,/All/Quit)プロンプトに対し、[C]キー（または[Enter]キー）で継続実行, [A]キーで一時停止を解除し全実行, [Q]キー（または[Esc]キー）で実行停止されます。なお、出力結果をリダイレクトした場合は、一時停止は自動的に解除されます（/p-オプションが指定されたことになります）。
• 設定ファイル（zsp.cfg）により、オプション, 処理抑制拡張子の登録が可能です。

• 以下の文字コードを改行として判断します。

    0A  (CTRL-J)       :UNIX系テキスト・ファイル
    0D  (CTRL-M)       :Macintosh系テキスト・ファイル
    0D0A(CTRL-M CTRL-J):MS-DOS/Windows系テキスト・ファイル
  

• 異種改行コード検出モード（/nlオプション）では、1つのファイルに、2種類以上の改行コードが検出された場合は処理を停止します。
• 処理するファイルの行の長さに制限はありません。
• ファイル中に全角空白があった場合は、元のファイルを書き換えます。
• 全角空白があるないに関わらず、作業用一時ファイル（tmp数字列.$$$）をコマンド起動ディレクトリに生成します。作業用一時ファイルは実行終了の際に自動的に削除されます。プログラムが異常終了した場合は、作業用一時ファイルが残ることがあります。その場合は、元のファイルの内容を確認後、作業用一時ファイルを削除してください。
• 元のファイルを書き換えを行いますから、EXEファイルや画像ファイルなどバイナリファイルを処理してしまうと内容を破壊してしまいます。これを自動的に避けるためには、設定ファイルに処理抑制拡張子を指定してください。指定した識別子のファイルの処理を自動的に避けることが出来ます。
• バイナリ検出モード（/bin-オプション）では、文字コード 01〜06, 0E〜1A, 1C〜1F, 7F, FF を検出した場合、バイナリ・ファイルとして認識し、処理を停止します。ただし、1Aコードがファイル末尾にあっても、バイナリ・ファイルとして認識しません。
• ファイルの書き換えを行いますから、EXEファイルや画像ファイルなどバイナリ・ファイルを処理してしまうと内容を破壊してしまいます。これを自動的に避けるためには、/bin-オプションを指定してバイナリ検出をしてください。ただし、文字コード 01〜06, 0E〜1A, 1C〜1F, 7F, FF を含まないバイナリ・ファイルは、バイナリ・ファイルとして認識できません。そのため、設定ファイルに処理抑制拡張子を指定してください。指定した識別子のファイルの処理を自動的に避けることが出来ます。
• 書込禁止ファイル、書込中のファイルは処理しません。
• Windows ではファイルの指定に大文字と小文字の区別がありません。
  TEST1.txt, test2.TxT, TEST3.TXT という 3つのファイルがあった場合に、
  「zsp *.TXT」を実行すると、3つとも処理されます。
• 8.3形式のファイル名（~が付いたファイル名）を指定した場合は、自動的にロングファイル名に変換され処理されます。

• 設定ファイル（zsp.cfg）はコマンドのオプションなど各種設定を行うテキストファイルです。内容はテキストエディタによって、書き換えることが出来ます。設定ファイルはコマンド起動時にコマンド格納ディレクトリから読み込まれます。
• 処理抑制拡張子の登録が可能です。ファイル名にワイルドカード(?, *)を使用して、処理を行った場合、EXEファイルや画像ファイルなどバイナリ・ファイルを処理してしまうことを自動的に避けることが出来ます。登録した拡張子のファイルは、処理されませんので安全です。
  　拡張子の登録は、skip= に続き、拡張子を半角カンマ(,)で区切って並べて行います。skip= は複数指定できます。
• スイッチ文字は / の他 - などの追加登録が可能です。

zsp abc.txt …… ファイル abc.txt を処理
zsp *.txt   …… 拡張子txt のファイルを処理
zsp /t  *.txt …… 処理した場合にファイル日時を更新
zsp /t- *.txt …… 処理前のファイル日時を保持《既定》
zsp * /bin  …… バイナリ検出せず
zsp * /bin- …… バイナリを検出した場合処理停止《既定》
zsp * /nl-  …… 異種改行コード検出せず《既定》
zsp * /nl   …… 2種類以上の改行コードを検出した場合処理停止
zsp * /c    …… 処理失敗があっても続行
zsp * /c-   …… 処理失敗があったら終了《既定》
zsp * /s    …… 処理抑制拡張子を無視し、すべてのファイルを処理
zsp * /v=    …… 表示なし
zsp * /v-a   …… 表示なし（/v= と同じ）
zsp * /v=a   …… すべて表示
zsp * /v=c   …… 処理した場合のみ表示
zsp * /v=ce  …… 処理した場合と処理不能の場合表示
zsp * /v=a-s …… 処理対象でない場合以外表示
zsp * /v-f   …… 合計表示なし
zsp * /p     …… 一時停止あり
zsp * /p-    …… 一時停止なし《既定》
zsp * /test  …… 試験モード
zsp /? …… 使用方法説明

C>zsp *.txt↓
test1998.txt:23
メモ.txt    :0
計画2.txt   :47
計画3.txt   :1
文章.txt    :43

5ファイル中4ファイルに合計114個の全角空白が存在


C>zsp p:*↓
p:eex2.cpp  :23
p:eex2.exe  :処理せず
p:fex123.cpp:12
p:fex123.exe:処理せず

4ファイル中2ファイルに合計35個の全角空白が存在